時間とお金にゆとりがあったのに、引きこもり生活が辛かった4つの理由

2020年5月31日

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Ken
みなさんこんにちは。
kenです。

今回は、僕が引きこもり生活で挫折した話について書いていきます。


僕は大学二年目の5月に大学に行かなくなり、6月に専門学校に行くことを決意しました。

そこで、翌年の入学まで予定が空いたので、引きこもりながら色々やってみることにしたんですよね。

正直、そのときは「引きこもりなんて余裕でしょ?抜け出せない人はやる気がないだけ」と高を括っていました。

でも、実際に引きこもってみるとむっちゃ辛かったです。

具体的には、自由にできる時間があるのにも関わらず、なぜか幸せを感じず、行動するモチベーションが湧いてきませんでした。

そこで、 なぜ「働く必要がなく、何の制約もないのにも関わらず生きていて辛く感じるのか」を考えることにしました。

その結果、僕なりに導き出した「なぜか生きるのが辛い」理由を紹介します。

自分に社会的な役割がないから

大半の人が学校や会社などの社会的な居場所を持っています。

でも、引きこもってしまうと、そういった社会との接点がなくなってしまいます。

そうすると、「自分が社会の一員として認められていなくて、誰の役にも立っていない」といった気持ちに襲われることになります。

僕の場合、社会的な役割がないことからくるこの孤独な感情は、SNSの交流やいいねの数では満たされませんでした。

こういった現象は、引きこもりに特有のものではなく「会社や学校で心理的な居場所がない(肩身の狭い思いをしている)人」にも共通するものだと思います。

解決策

「自分が誰かの役に立っている」…

そう思えるだけで孤独感はかなり緩和されると思います。

僕の場合、 家事をしたり、バイトをしたり、そういった「誰かに感謝される経験を積む」ことで、改善につながりました。

自分が認められる環境がないから

自分が努力しても、全く他人に認められない…そういった環境は誰にとっても辛い環境なのではないでしょうか。

例えば、学校のテストを持って帰ったときに「90点?近所の○○君より10点も下じゃん」と親に言われたり…

職場で書類を提出した時に「間違い多すぎ、いい加減仕事を覚えろよ」と上司に言われたり…といった環境のことです。

僕は、人が頑張ろうと思えるのは 「自分の頑張りがなんらかの形で評価されるかどうか」 だと思います。

なので、どれだけ頑張っても、一向に待遇が変わらず上司からダメ出しされ続けるような職場だと、どれだけ優秀な人でも心が折れて力を発揮できないと思います。

解決策

利害関係や上下関係がなく、話を聞いて共感してくれる友達や家族を作ることが一番良いと思います。

僕の経験だと、絵を描くうえで「この絵めっちゃいいじゃん!」と心の底から自分の能力を認めてくれるような人の存在が心の支えになりました。

仕事についても、今の環境で適切に評価されていないと感じることがストレスになっているのなら、転職なども選択肢の内なのではないかと思います。

生活リズムが整っていないから

引きこもると、朝起きている理由がなくなります。

その上、一日中家にいると太陽の光を浴びる機会もなくなるので、高い確率で昼夜逆転した生活を送ってしまうことになります。

そうなると、心身のコンディションが悪化し、どれだけ頑張ろうと思っても頑張れなくなってしまいます。

酷い場合、机に向かっても手が一向に進まないなんてこともあります。

生活リズムの乱れは、メンタルの安定やモチベーションの維持に悪影響が出るので、結構深刻な問題なんですよね。

解決策

僕の場合、カーテンを開けて寝て朝に日光を浴びるようにしたり、運動をして適度に体を疲れさせたり、寝る前に読書をしたり…

割とどこにでも書かれているような当たり前のことを積み重ねるだけで、徐々に朝に起きられるようになってきました。

実際に継続して取り組むのはかなり面倒ですが、 「本当に何もできない」というお手上げ状態の時なら、十分試してみる価値はあると思います。

それでも朝に起きれないという方は、そもそも先天的に夜型だったり、学校や職場に行きたくないという潜在的な感情が影響しているかもしれません。

将来のビジョンが曖昧だから

人が何かを成し遂げようと決意した時に高確率でその心を折るのは「将来に対する漠然とした不安」です。

地道に努力すれば大抵のことは成し遂げられるのは分かっていても、なぜか頑張れないのは、この不安のせいじゃないでしょうか。

僕の場合、イラストレーターを目指すのなら毎日絵を描き続けていくことが一番の近道なのに、絵を描くときに「この絵を描いても将来に結び付かないのではないか」と考えて筆が止まってしまうということが良くありました。

解決策

環境に投資する

ひとりで何かを極めるためには、 「先行きの見えない不安に耐えながら、冷静に物事を見極めて、目標の実現に向けて努力を積み重ねる力」が必要 だと思います。


しかし、誰もがそのような「強靭なメンタル・優れた分析力・継続する忍耐力」を持ち合わせているわけではありませんよね。

なので僕は、上のような資質を持ち合わせていないのなら、思い切って環境に投資してしまう方が力を発揮できるんじゃないかと思います。


具体的には、 自分と同じ目標を持つ仲間・自分に的確なアドバイスをくれるメンター(指導者)がいる環境に身を多くことです。

  • Twitterで交流する
  • オンラインサロンに入る
  • 専門学校に入る

そうすれば、不安を感じる要素の大半は取り除かれるので、自分は何かを極めるために全力をだせるというわけです。

もちろん、尊敬できない人と交流しても環境は整わないので、そこだけ注意です。

先例を見つける

自分の理想とする人生を既に描いている人がいれば、そのことは大きな支えになります。

なぜなら、 環境や資質の違いはあれど、自分も努力を続ければその人のように夢を叶えられる可能性があるという風に前向きに解釈できるからです。

僕はゲームグラフィッカーを目指すうえで、独学で業界に就職した人やフリーランスとして生計を立てている人をネットで見て力を貰っています。

目標を細分化する

ほとんどの人は、優れた人をみると「あの人には特殊な才能があるんだけで、自分には無理だ」と思って諦めてしまいます。

しかし、優れた人も、自分と同じような状況からのし上がっていったはずです。

その事実をふまえたうえで、その人の描いた人生の道筋を細かくイメージし、その要所要所を目標にすることができれば、「自分にも努力すればできそうだ」と思えるのではないでしょうか。

まとめ

ということで、 「楽しく生きる、幸せを感じるためにはどうしたら良いのか」ということについての話でした。

一言でまとめると、 「昔の人と同じように、日の光を浴びて社会的に暮らすことから外れると生きていけない」 ということです。

とくに「将来への不安」への対処法は、「徹底的に目標を細分化して、目標達成までの道のりを築き上げる」か「将来のことを考えずに今やりたいことをやる」かしかないので難しいところではあります。

人によって感じ方は様々でしょうが、参考になれば幸いです。

それでは~

雑記

Posted by ken