質問が下手な人に共通する4つの特徴【改善して最適な答えを聞き出そう】

2020年5月31日

Twitterで以下のような発言を見たことがないでしょうか。

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なんでもすぐに質問する人は大成しないよ。


この言葉を聞くと、「じゃあ、質問することって悪いことなんだ」と思ってしまう人もいるかと思います。

でも、本当は質問すること自体が悪いわけではなく、むしろ質問する側にとってはメリットしかありません。

何が問題なのかというと「相手への配慮に欠けた質問をすることが問題」なわけです。

質問に答える側も、相手が回答を受けてよりよい方向に向かっていくことを望んでいるので、答えても意味のなさそうな質問には答えないことが多いです。

しかし、相手に時間を割いてもらっている認識を持って丁寧に質問すれば、相手に回答してもらえる確率はうんと上がります。

そこで、今回は 「質問が下手で、相手への配慮に欠けた質問をする人に共通する4つの特徴」 をまとめてみました。項目ごとに解決策も提示してあります。

この記事は、僕の経験を基に書いています。

なぜ相手を選んだかを示さない

質問が下手な人は、質問文の随所に「だれでもいいから答えてくれ」といった投げやりな態度が表れています。

しかし、この場合、頼まれた側に「誰でもいいなら自分じゃなくて他の人に聞けよ」と思われてしまいます。その上、投げやりな態度をする人はマナーが悪い傾向があるので、相手にされません。


「質問する相手を選んだ理由」
相手に質問するときは、これを冒頭に沿えましょう。

特に、金銭の授受が発生しない場合は必ずやった方がいいと思います。

なぜなら、金銭の享受が発生する場合は「金額に誠意が込められている」わけですが、無償で質問に答えてもらう場合は「相手への誠意を表す指標がない」からです。

誰だって自分のことを好いてくれる人と関わりたいはずです。「誰でもいいからタダでやってくれ」とお願いされたら、貢献感も何も感じられないので断るはずです。

相手の実績を見た、相手の発信内容を見た、など 「複数いる候補の中から相手を選んだ理由」を正直に書くのがおすすめです。

疑問点を明確に洗い出そうとしない

よく、「どこがわからないのか」と聞き返され、言葉につまる人がいますが、これもよくありません。


本来、課題とは自分で解決するものです。

それがどうしても適わない場合に最終手段として取るのが「相手に質問するという」方法です。

なので、 相手に質問する前に自分で「どこまでが理解出来てどこからが理解できないか」を明確にする必要があります。

これができていない質問に対しては、質問する側も質問の意図が分からないので適切に回答できません。そうすると、質問する側が聞きたかった部分を答えてもらえず、せっかくの回答が問題解決につながらないということにも…。

せっかくお互いの時間を割いてやり取りするからには、有意義なものにしたいところです!

これは相手のためにも自分のためにもなるので、やっておいて損はないです。

質問する相手の労力を最小化しようとしない

相手と話がかみ合わないとき、「自分の伝え方ではなく相手の理解力が足らないせいだ」という風に原因を相手に押し付けて考える人がいます。

しかし、これは間違いで「自分と伝え方が悪い」場合がほとんどです。


話していると、ついつい「自分と相手の状況理解度の差」が意識から離れていってしまいます。

ですが、そこに気づき、初めて話を聞く人に理解してもらえるように主語や前提条件を補って話すと、相手が話の概要を理解しやすくなります。

なので、 相手に質問する場合は、質問について必要な情報はすべて書いておくようにしておきましょう。

そうすれば、相手もその努力を認めてくれるはずです。

例えば、精神面の相談なら自分の精神状態に関連しそうなファクターをリストアップしておく、絵に関するアドバイスを求めるなら作品をまとめたURLを添付する、などです。

SNSだと、自分は相手を知っているけど、相手は自分からフォローされている事すら知らないということもあります。質問を相手に送る前に、慎重に内容を推敲しましょう。

質問を受けてどう変わったのかを示さない

相手が数百字、数千字と丁寧に回答してくれた時に「ありがとうございます」とだけ返信する人がいると思います。

でも、僕はこれはあまり良くないと思います。


質問をするといっても、大きく分けて二種類の質問があると思います。下の二つです。

  • 技術的な質問
  • 自分に関する質問

このうち、一つ目の質問…「技術的な質問」。

「PCがフリーズした」「ツールの使い方が分からない」といったものです。

これらの質問は、相手の回答に従って行動すればすぐに解決できますよね。


でも、二つ目の問題…「自分に関する問題」。

例えば、「自分の絵に足りないものは?」「○○という感情と上手く対処していくにはどうしたらいい?」というような、人によって答えが異なるものです。

こういった質問は、相手の回答を自分で解釈して実践して初めて効果が出ますよね。すぐに改善につながらないものが大半だと思います。

なので、 後者の質問をした場合は、回答をもらった後に「その回答を受けて自分の考えはどう変わったか」を相手に伝えましょう。

ここで、「ありがとうございました」といった汎用性の高い返事をしてしまうと、助言しても変わらない・響かない人だと認識され、「次回からは回答しないようにしよう」と思われてしまう可能性があります。

質問に答える側も、「相手の役に立ってほしい」という気持ちがあって回答してくれているはずなので、自分の言葉で「回答がどう役に立ったのか」を伝える方がいいに違いありません。

まとめ:相手に適切な質問をするポイント

「どうやったら相手に適切な質問ができるか」というポイントをまとめると以下の通りです。

  • 相手への配慮をかかさない
  • 自分でできることは自分で考える
  • 相手に「質問に答えてよかった」と感じてもらう

質問の内容を「5W2H」に分解して考えるのも手かもしれませんね!

「質問することが悪いことではない」ということを知るうえで、以下のスライドが非常にためになったので、よければ参考にしてください。

研究をはじめる前に知っておいて欲しい7つのこと / Welcome to Lab

雑記

Posted by ken