ゼロからはじめる背景講座③背景素材に描き込んでみよう

2019年5月17日

この講座記事では「デジタルで背景を描きたいけど、何から初めたらよいか分からない!」といった方向けに、僕が実践してきた背景の上達法をお伝えします。

この講座記事を読めば、苦痛をあまり感じることなく楽しく背景を上達していけるようになるはずです!

みなさんこんにちは、kenです!

前回の記事(ゼロからはじめる背景講座② まずは背景の扱いに慣れよう)では背景素材を貼り付ける方法を紹介していきました。

今回はその続きとして背景素材に少し手書きで描き加えていく背景の描き方を説明していきたいと思います!

今回は下のイラストを使って説明していきます!

方法

まずはラフを描く

まずは紙などにラフを描いてください。

今回は前回と異なり小物(など)を描き込むので予め方向性などをここで決めておきます。

自分がわかる程度であれば汚くても問題ありません。

地平線の位置(アイレベル)もこのときに決めておくと楽です。

個人的に地面があるほうが練習になってよいと思うので、特にこだわりがなければ「背景リアル(カラー)→草原」などの地面がある素材をつかう想定で描いてください。

今回は「背景リアル(カラー)」→「菜の花畑 01」を使用します。

線画を描く

次に線画を描いてください。線画を描くことでキャラや小物の形が安定します。

point:資料を見ながら描く

資料を見ながら描くことで、観察力と絵のクオリティが上がるので必ず資料を見ながら描くようにしてください。

↓のようにキャンバスの余白に写真を置きながら描くと作業しやすいです。

キャラと小物に灰色を載せる

背景素材を貼り付けると線画が素材に埋もれて見えにくくなります。

それを防ぐために灰色でキャラと小物を塗りつぶしておいてください。

濃さなんですが、できるだけ完成時に近い濃さにすると後々誤差が出てきにくくなります。

(レイヤーを分けることを忘れずに!)

背景素材を貼りつける

それが済んだら背景素材を貼り付けていきます。

キャラを塗る

素材を貼り付けたら先ほどベタ塗りしたレイヤーに戻り、「不透明度ロック」をオンにした上で色を塗っていってください。

今回はペン(フェード)の不透明度80パーセントくらいで塗っていきます。

※キャラに当たる光と背景にあたる光の向きを揃えるようにしてください。

point:不透明度ロックとは?

不透明度ロックとは既に色を塗っている部分にしか色が載らないようにする機能です。

これを使うことで塗ったときにはみ出しだしたりすることがなくなります。

アイビスではレイヤー一覧画面の下側のカギマークを押すことでオンオフの切り替えができます。

小物を塗る

最後に小物を塗っていきます。

小物に使いたい色が既に絵の中にある場合はその色をスポイトでとると小物が馴染みやすいです。

植物は水彩(リアル)で塗ると、葉の茂った感じが表現できるのでおススメです。

微調整を行う

線画の色を変えたり、色調補正を行ったりして細部を調整していきます。

グレア

下の写真をみてください。

明暗差が大きいところを中心に白くぼやけているのが分かると思います。

これを表現するためにエアブラシで白色を薄く載せます。

(載せるところは明暗差が大きいところ・光が強く当たっているところです。)

乗算

僕も含め、初心者の多くの方は自分が思っているよりコントラストの弱い色で塗っています。

それを補うために、乗算レイヤーを使って暗くしたいところをさらに暗くします。

乗算レイヤーはレイヤー一覧画面から「普通」と書かれている場所をタップして「乗算」を選べばOKです。

詳しい説明は後ほどするので、ここでは乗算で色を載せると暗くなるということだけ理解していれば十分です。

色も彩度の低い色を使うようにしてください。

今回は手前の菜の花・桜・少女に乗算で青みがかった灰色を載せています。

加算

今回は日差し部分にのみ使いました。

光の表現をしたいところに適度に載せると優しい感じになります。

白飛びすると一気に安っぽくなるので水彩(リアル)の不透明度15%くらいで載せます。

加算レイヤーは レイヤー一覧画面から「普通」と書かれている場所をタップして「加算」を選べば OKです。(乗算の選び方とほぼ同じです)

ここでは加算で色を載せると明るくなるということだけ押さえていただければ十分です。

完成です。

最後に

いかがでしたか。

恐らく前回よりは描ける幅が少し広がるのではないでしょうか。

この描き方を使いながら徐々に自分で描く背景の割合を増やしていくと背景が描けるようになってくるはずです。

今回は大まかな流れを説明したかったので、木の描き方などの具体的な説明があまりできませんでした。

なので次回は木の描き方について軽く述べていこうと思います。

ではまた~

※一応ibispaintの方に動画をあげておいたので、興味があればリンクから飛んでみてください。

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