ゼロからはじめる背景講座④アイビスでの木の描き方について

2019年7月30日

みなさんこんにちは、kenです。

今回は背景に最もよく使うと思われる、木の描き方について説明していこうと思います。

ではさっそくメイキングに入っていきます。

木は軽くポイントを抑えるだけですぐにクオリティが上がる上、背景として汎用性が高いのでオススメです。

※ここではアイビスペイント用に線画を用いた方法を紹介します。線画を用いない方法で描きたい方は別の記事をお探しいただけると幸いです。

メイキング

※ここで説明した通りにやれば木は描けますが、実際に観察力を磨くため、横に木の写真を置きながら描くようにしてください。

1.線画を描く

まずは木の線画を描きます。

個人的には画像のように最初に枝と葉のシルエットを描いて、後で葉の塊を書き足す方法が簡単でオススメです。

線画は主にGペン(にじみ)の2.5pxを使用しています。

Point①葉の付き方を意識して描く

まず気をつけておきたい点は葉の付き方を考えて描くことです。

葉を塊で捉え、葉の塊が幾つも枝に付いたものが木だという風に考えればうまくいきます。

塊がどのようになっているかについてですが、下の図の赤線をみてください。

便宜上、このように細かい葉が集まって大きな塊になっていると考えるとわかりやすいです。(先端につれて小さな塊になります)

雲も似たような構造をしているようなので、木だとイメージをつかみにくい人は丸い雲を参考にしてもいいかもしれません。

気になる方は「入道雲」等で画像検索してみてください。

小さい塊が集まって大きな塊に見えるのがわかると思います。

Point②枝分かれは規則にそって描く

枝分かれには規則があり、これを最低限守っておくことで、自然な仕上がりになります。

具体的には

①枝が分かれる前後で枝の太さの合計は変わらない

②枝分かれ以外で枝の太さが細くなることはない=途中で細くならない

他にもいくつかありますが、最初の方では①さえおさえておけば問題ないです!

Point③木の枝が整いすぎないように気をつける

これは描き慣れていないと少し難しいかもしれませんが、左右対称や木のシルエットが円になるなどの極端に整った木は自然にはほぼ存在しません。

なので意図的に少し歪なシルエットにするよう心がけましょう。

2.斜線で質感を表現する

アイビスペイントはスマホ用の簡易ツールなのでブラシタッチを表現するのに難があります。

(油彩や水彩のようなムラがでにくく、塗りの巧拙がはっきりとでます。)

なので、代わりに斜線を描くことで幹の質感や葉の影を表現します。

上の画像を参考に幹と葉の影を描いてみてください。

ここではGペン(にじみ)の2.5px不透明度70%を使用しています。

※後にベタ塗りをするので非表示にできるよう線画とレイヤーを分けておいてください。

Point④質感表現について

幹と葉の斜線の入れ方について軽く意識する点をまとめます。

・光の当たっている様子を再現するために出来るだけ光のあたり方を意識して斜めに平行に引く。

・幹は少しうねった感じで縦線を引き、樹皮のうねった感じを表現する。

・葉は塊でとらえ、光の当たっていない方に斜線を引く。

3.色を置く

では、斜線のレイヤーを一旦非表示にして色を塗っていきましょう。質感が斜線で表現できているので色塗りは最小限ですみます。

葉は先ほど斜線を入れた箇所(陰になる部分)を深緑、斜線を入れてない箇所(光があたる部分)を黄緑で軽く塗っておいてください。

ここでは水彩(リアル)またはペン(フェード)を使って黄緑色を塗っています。

後で水彩(リアル)を用いて細かく塗っていくので初めのうちはどちらでもよいです。

ただ、色の使い方次第で一気に安っぽくなってしまうので、色の選び方について下にまとめておきました。

point⑤葉の色の選び方について

色を選ぶときにカラフルな虹色の環がありますよね?

そこをみてもらえれば分かると思いますが、緑色は黄色~青色の間にあります。

植物の色は緑色だとよく言われますが、陽射しに照らされたり、陰になったりして黄色っぽくみえたり、青色っぽくみえたりします。

なので、極力真緑を使うのは避け、黄緑や青緑を混ぜて使うとより高級な仕上がりになります。

point⑥幹の色の選び方について

次に幹の色合いについて説明します。

此方も元は茶色(色相は赤~橙)なのですが、先ほどと同じように影になると青色~紫色にみえます。

それを踏まえて最初はくすんだ青色を使うようにしてみてください!

4.グラデーションをつける

ベタ塗りが済んだら不透明度をロックして塗り込んでいきます。

ここからは葉に水彩(リアル)、幹にGペン(にじみ)を使っていきます。

これらのブラシを使うことでざらざらした感じが出せ、葉の質感・幹の質感を更に表現できます。

不透明度は70~90%に設定して、適宜キャンバスから色をスポイトで取りながら進めていきます。

後は明るいところをより明るく、暗いところをより暗くしてメリハリをつけてください。

色の選び方については上でいった通りです。

point⑦不透明度ロックとは?

不透明度ロックとは、「すでに色が載っている箇所のみに描画できるようにする機能」です。

つまり、色を塗っていないところにブラシで描いても、何も描けません。

これを使うことにより色のはみ出しを防げ、時短につながるため是非覚えておいてほしい機能です。

※例えば、黒い丸を描き、不透明度ロックをオンに切り替えてから赤色で色を塗ったとします。

このとき、赤色は「不透明度ロックをオンにした時に既に描画されていた範囲=黒い丸の部分」にしか塗られません。

言葉で理解するのは難しいので、実際に使用して確かめてみてください!

不透明度のオンオフは上の赤丸の所から切り替えられます。

5.微調整をして完成

最後に細かな調整を施して完成です。

※見栄えのために背景を軽く描きましたが、これは後の記事で解説する予定です。

色の補正について

ボトムバーから「フィルター」を選び調整してください。

色の濃淡が薄い場合は「コントラスト」を、色が青すぎたりしたら「色相」または「カラーバランス」を使うといった具合です。

線画の色について

線画の色が黒だと、木がはっきりと目立ちやすいので必要に応じて線画のレイヤーの「不透明度をロック」して焦げ茶色や深緑色を線画にのせてみてください。

最後に

いかかでしたか。

はじめのうちはうまく行かないかもしれませんが繰り返せば上達するのであまり気にしないようにしてください。

そして大事なことなので繰り返し言いますが、「必ず参考写真を用意してそれを見ながら描く」ようにしてください。参考資料を見ると見ないのでは上達のスピードが段違いなので…!

今回はここまでにします。

次回は岩の描き方についてまとめていく予定です。

では~

※一応ibispaintの方に動画をあげておいたので、興味があればリンクから飛んでみてください。

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