細部の描写でクオリティアップ!質感を意識して描くための6つのコツ

2019年12月25日

「質感」…

それはイラスト初心者がほとんど意識していないものです。

色と形…イラスト初心者の多くがこの2つに目が行くため、その存在の陰に埋もれがちな「質感」…。

そんな質感ですが、これを意識して絵を描くことで あなたの絵の説得力を底上げすることができます。

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Ken
みなさんこんにちは。
kenです。


今回は 「質感」 について、

  • 質感って何?
  • 質感ってどうやって考えるの?
  • 質感ってどうやって描くの?

といったあなたの悩みを解決します。

それでは、見ていきましょう!

質感とは何か?

質感とは何なのか?

それは、 「物体の材質を視覚的に表現したもの」 のことです。

例えば、

  • 触るとふわふわしてそう
  • 触るとザラザラしていそう
  • 持ったら軽そう


私たちが対象を少し見ただけでこういった風に判断できるのは、物体に質感が存在するからです。

言い換えると、私たちは 質感という視覚情報から、ものの材質を判断しています。

なので、質感を上手く表現できれば、イラストに説得力が持たせられるというわけです。

質感を考える3つのポイント

次に、質感を考えるうえで重要なポイントを3つ紹介しましょう。

以下のポイントを考えて描くことで、材質をより正確に描写できます。

  • 硬さを考える
  • 表面の滑らかさを考える
  • 透明感を考える

硬さを考える

一つ目は 「材質が柔らかいのか、もしくは硬いのか」 です。

輪郭が描写のコツ

柔らかいものと硬いものを描き分けるのには、「輪郭」がポイントです。

  • エッジのぼんやりしたもの
  • エッジが丸みを帯びているもの

を描けば柔らかく見え、逆に…

  • エッジのはっきりしたもの
  • エッジが角ばっているもの

を描けば硬く見えます。

表面の滑らかさを考える

二つ目は、 「材質がザラザラしているのか、つるつるしているのか」 です。

コントラストが描写のコツ

ザラザラしているものとつるつるしているものを描き分けるのには、「コントラストの大きさ」がポイントです。

  • コントラストの低いもの
  • 白に近い部分がないもの

を描けばザラザラして見え、逆に

  • コントラストの高いもの
  • 白に近い部分のあるもの

を描けばつるつるして見えます。

透明感を考える

三つめは、 「材質が透明なのか、不透明なのか」 です。

透過光が描写のコツ

透明感の有無を描き分けるのには、 透過光を描写することがポイント です。

光を透過する物質は彩度・明度が高くなります。

 

人の肌や木の葉などは、部分的に透けて見えます。

その部分を明るく、鮮やかに描く ことでよりリアルに描写できます。

おまけ:重さを考える

材質の重さを考えるのも重要です。

モンスターを見てもスリムな体系のものは軽そうに、がっしりしている体形のものは重そうに見えますよね。

ただ、これはどちらかというと、質感よりシルエットの問題なので今回の記事には関連が薄いかもしれません。

質感描写の3つのコツ

ブラシの種類を変えて描く

柔らかいものは柔らかいブラシで、硬いものは硬いブラシで描く ことにより説得力が増します。

この辺は、絵の上手さとそこまで関係ない要素なので、初めは質感を表現できそうなブラシから探してみるのはいかがでしょうか?

柔らかいブラシを使うときは、ぼんやりして見えないよう、コントラストをある程度つけて描くのがおススメです。

流れを意識して描く

雲や茂みは、中心から球状に広がっているので、 球を描くイメージで描く と良いです。

木の床や髪の毛は一定の方向に流れているので、 その方向に沿って描く と良いです。

筆跡のはっきりしたブラシのほうが、流れを描写しやすいです。

ポイントを絞って描く

突然ですが、上の画像ではどちらのブロックがよりリアルに見えますか?

殆どの方は 「右」 だと答えるんじゃないでしょうか?

これには訳があります。

(ちなみに一枚目はラフに素材を貼りつけただけのもの、二枚目はそれに加筆したものです。)

さて、肝心のこの二つの画像の違いですが、僕が意識したところは下の二つです。

  • はっきり描写すべきところはどこか
  • 描写が少ないほうが良いところはどこか?

なぜ上のようなことを考えるのかというと、 私たちの目での実際の見え方に寄せるため です。

私たちの目では、暗いところの質感はあまりよく見えません。また、明暗の移り変わりに意識が行くようになっています。

なので、この二点をイラストに反映させるということです。

 加筆の手順 


  1. 最も暗い面に貼った素材のコントラストを下げます。
  2. 明暗の境界を重点的に加筆します。
  3. 素材の特徴を部分的に描写します。

まとめ

ということで質感表現のポイントをご紹介しました。

結局のところ、 観察して描くというのが結論であることに変わりはありません。

ですが、「どう観察するのか」といったことは初めのうちはあまり分からないんじゃないかと思い、この記事を描きました。

この記事を読んだ方が、対象をより観察して描くようになってくれれば幸いです。

それでは~