背景が上手くなりたい人におすすめ!背景の描き方の基礎が分かる参考書3選

2020年5月18日

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背景が描けないし、描き続けても上手くなる気がしない。キャラは描けるのに…

という風に、背景が描けるようになりたいけど、なかなかうまくならず苦手意識を持っている人は意外と多いのではないでしょうか?

僕も昔はそうでした。

背景を描けるようになりたいと思っていたものの、なかなか描き方が分からずにキャラクターを描いてばかりでした…

ですが、そこから背景を二年間描き続けたことにより背景の仕事を貰えるレベルに上達させることができました。

どうやって二年間で背景を上達させることができたのか?

結論から言うと 「参考書を使って内容を実践することで、効率的に勉強できたから」 です。

そこで今回は「背景を描けるようになりたい」という人向けに、僕が実際に買ってよかったと思う参考書を三冊紹介します。

学校では教えてくれない風景スケッチの法則

「風景を描くと何故かつまらない絵になってしまう…」という方におススメの一冊です。

この本では、木や草の描き方だけでなく、 「どのように描いたら絵として魅力的になる(=つまらなくなくなる)のか」ということについても重点的に解説してくれています。

特に、「絵としての印象を重視して、実際の風景をその通りに描かずに少しアレンジして描く」という手法は「絵は写実的に描くものだ」という僕の考えをがらりと変えてくれました。

「見ていて飽きない自然風景画を描きたい」という方は是非読んでみてください。

おススメのポイントまとめ

実践的な内容が必要最小限にまとめられている

この本は風景スケッチにおいて重要な14の法則について書かれています。

「少ないな」と思う方もいるかもしれませんが、僕は逆に「必要な情報が上手にまとめられている」と思います。

分厚い本程、「内容が多すぎて、かえって記憶に残らなかった」となってしまったりしませんか?

この本では、そういったことがないので効率的に重要な法則を身に着けるができます。

豊富な作例が載っている

この本には著者が描いた数十枚の風景スケッチが載っています。

なので、本に書かれてある法則が、実際にどのように絵に使われているのかを確認することができます。

この本のデメリット

デジタルツールの使い方については描かれていない

この本は、水彩絵の具を使った絵の描き方について書かれているので、デジタルツールの使い方については一切触れられていません。

もちろん、この本の内容はデジタルで絵を描く際にも応用できます。

ただ、「デジタルで絵を描きたいけど、デジタルツールの使い方が全く分からない」という人には↓の本をおススメします。

「キャラの背景」描き方教室

「PCで絵を描いてみたい」という方におススメの本です。

CLIP STUDIOというお絵描きソフトを使って絵を描く方法が書かれています。

絵の描き方が、メイキング形式で細かく解説されているので、それを真似ながら描くことで背景が自然と上手くなります。

実はこの本は冒頭部分を試し読み(外部リンク)することができます。

僕はTwitterでこの本の存在を知って試し読みしたのですが、読んでからすぐに購入を決めました。

それくらい、この本には 斬新で役立つ情報が詰まっています!

おススメのポイントまとめ

特典で特製ブラシがダウンロードできる

特典として、本の購入後に作画過程ファイルや特製ブラシをダウンロードできます。

特製ブラシは初心者向けに、扱いやすいよう調整されているので、デジタルで描くのがかなり楽になりますよ。

ブラシのサイズや不透明度が書かれてある

絵を描きはじめの時は、ブラシの種類・サイズ・不透明度が分からないと「これでいいのかな」と不安になりがちだと思います。

この本ではその辺もよく考えられていて、大事なところはブラシのサイズや不透明度が書かれてあるので安心して絵を描くことができます。

模写の公開が許可されている

この本では模写の公開が許可されています。(あとがきに明記されています。)

「模写は公開できないからやりたくない」という人にもおススメです。

この本のデメリット

この本では絵に写真を合成する等、絵のクオリティを高めるために色々な方法を取ります。

絵に写真を合成することに抵抗がある人には、あまりおススメできません。

アニメーション美術

絵が上達してくると、「自分の絵、なにか足りていないな」と思ってくると思います。

僕もそのうちの一人なのですが、その原因は「デッサン力(観察力)が足りていないから」なんですよね。

この本は、そういった人が 基礎をしっかりと学び直すのにおススメの本です。

例えば、「石ころ一つにも限りない思い入れでかかわりなさい」(※意訳)のようなハッとさせられるようなことが書かれています。

僕はこの本を読んで「プロを目指すうえで絵に対する意識が甘かったこと」を痛感させられました。

「背景を描くには基礎画力が大切だ」と思う人にはぜひ読んてほしい一冊です。

この本のメリット

厳しく、本格的に考えを学べる

最近だと、初心者向けに間口を広げた本が多いと思うんですが、この本は逆です。

「本気でプロを目指す人ならわかってくれる」という前提で書かれています。

なので、少し厳しい分、(写生や模写の重要性など)「著者が本当に伝えたい事」を学ぶことができます。

基礎から丁寧に説明されている

この本では、著者が基礎の大切さを説いていることもあって、立方体の描き方や影のつけ方などの基礎な部分も要点を押さえて丁寧に説明されています。

なので、絵の基礎を固めたいという人にはこの本が一番かもしれません。

この本のデメリット

最近の本に比べれば少し不親切

この本は1986年に刊行された本を復刻したものです。

なので、内容自体は有益なものの、文章の装飾が抑え目だったり、冒頭以外モノクロだったりと最近の本に比べれば少し読みにくいです。

時代背景を考えて読まないといけない

この本が初めに刊行された時には、今のようにPCが普及していませんでした。

なので、ところどころ、「プロなら何も見ずに背景が描けなくてはいけない」(※意訳)といった、現在でプロを目指すには少しそぐわない記述があります。

ハードカバーなせいか少し値段が高め

この本がハードカバーなせいか、復刻版なせいかは分かりませんが、150ページ前後で冒頭以外がモノクロなわりには、他の本に比べると高めの値段設定がされています。

まとめ:本の内容を実践すれば上手くなる

以上が僕がおススメする参考書三冊です。

こういった技法書を活用するコツですが、とにかく実践することが大切です。

結局絵が上手くならない人の大半は「正しい描き方を知らない」もしくは「技法書を読めばうまくなると勘違いして読むだけで満足してしまう」と思います。

なので、参考書の技法を真似て地道に絵を描き続ければ、まわりと差をつけられます!

背景を描けるようになると、描けるものが広がって今まで以上に絵を描くのが楽しくなりますよ。

それでは~