半年間毎日続けた僕が感じたワンドロのメリットや効果【初心者におすすめ】
そう思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そういった方向けにワンドロを半年間毎日続けてやっていた僕が、ワンドロの効果やメリットについて解説します!
まずはじめに結論から言ってしまうと
ワンドロは、
「絵をはじめたてのときには効果があるけど、ある程度描き慣れたら意味が薄い」
といった感じでした。
さて、ここからはより具体的な内容…
- 絵を描きはじめの時にワンドロを続ける意味や効果
- 描き慣れた人はワンドロの代わりに何をすればよいか?
- 描き慣れた人がワンドロをやるメリット
について書いていきたいと思います。
このページの目次
前提:ワンドロとは何か?
※既に知っている人は読み飛ばしてください。
ワンドロとは、与えられたお題を一時間で描き、それを決められた時間にツイートする Twitter上の企画 のことです。
Twitter上に、ワンドロのお題を発表する専用のアカウントがあるので、そのアカウントをフォローすることでお題を知ることができます。
ワンドロに共通する特徴として、 「#○○版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負」 というタグがつけられているので、興味のある方は○○の部分に自分の好きなアニメやゲームのタイトルの略称を入れて検索をかけてみてください。
アカウントによってルールが異なるので、詳しくはそれぞれのアカウントを参考にしてください。
初心者がワンドロをやる2つのメリットを紹介
1.絵を習慣にするハードルが下がる
ワンドロを続ける最大のメリット…
それは
「絵を習慣にするハードルが下がる」
点にあります。
その理由は2つあります。順番に見ていきましょう!
描くものを指定してくれるので、題材に悩まなくて済む
絵を描きはじめの頃というのは、絵を描くという行動そのものだけでなく、描くものを決めるということにも不慣れなため、
といったことになりがちです。
描く前にお題をひねり出すのに頭を使ってしまうと、それだけで疲れてしまい、絵を描く気力がなくなってしまう。
そういったことが原因で、挫折してしまう可能性もゼロではありません
しかし、ワンドロではそういった心配は要りません。
なぜなら、運営アカウントが毎回ネタを供給してくれるので
ネタを考える労力を減らして絵を描き続けることができるから
です。
絵が上手くなくても反応がもらえる
Twitterをやっていて分かったのですが、世の中には一定数「自分の好きなキャラが描かれている絵を無条件で良いと感じる」という人がいます。
ワンドロのタグをつけてツイートすることで、 そういった人たちに自分の絵を見てもらえる(いいねがもらえる)可能性が高くなります。
はじめのうちは1つでもいいねがついたら嬉しいものなので、初めたてでも反応がもらえるのはメリットだと思います。
いいねが0とかだと、さすがにくるものがあると思うので…。
2.題材の引き出しが増える
どの作品にも人気のキャラとそうでないキャラがいますよね。
つまり、ワンドロを続けていくうちに、作品内の色々なキャラ(場合によっては人気のないキャラ)を描くことになるわけです。
そのときに、「このキャラの魅力を引き出すシチュエーションは何だろう」というようなことを考える必要が出てきます。
そうすると、他の人の絵や、キャラに合う背景などを調べないと上手く描けないわけです。
なので、 自然と調べて描く習慣が身につき、題材の引き出しが増えるわけです。
これが二つ目のメリットです。
描き慣れた人はワンドロではなく一枚に時間をかけて描くのがおすすめ
と、ここまでワンドロのメリットを書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。
ワンドロのデメリットは
「ある程度描き慣れた人にとっては、絵の上達に結びにくいこと」
です。
その理由について説明します。
ワンドロは1時間という時間制限があるため、少なからず時間が足らなくて妥協する部分が出てきます。
例えば、時間が足らないから毎回背景を描かないといった具合です。
そうすると、ワンドロを続けるだけでは、妥協している部分についてはいつまでたっても上手くなりません。
絵を描きはじめたうちは、伸びしろが無限にあるのでワンドロだけでも上達はしていきますが、徐々に伸びが鈍化してきます。
こうなってきたときにおすすめなのが、
「一枚に時間をかけて描く」という練習方法です。
今まで妥協してきた部分を、時間にとらわれることなくこだわって描くことで、描写する力がついてきます。
僕は、時間をかけてしっかりと描いた絵のみをpixivにあげているので、良かったら参考にしてください。
描き慣れた人がワンドロをやるメリット
先ほど、「描き慣れた人にとってワンドロの効果は薄い」と書きました。
しかし、目的をしっかりと考えてワンドロをやればちゃんとメリットもあります。
そこで、最後に 「ある程度描き慣れた人がワンドロをやるメリット」を 紹介します。
1.時間を減らして効率的に描く練習になる
ワンドロの時間制限を最も効率的に生かせるのが、 「時間を減らして描く練習」としてワンドロをやるときです。
具体的には、
- 絵の中で描き込む部分を限定する
- できるだけ素材やブラシを使い回す
- 描く時間を増やすために迷う時間を減らす
こういったことを行いながら、絵を描きます。
そうすると、それを応用すれば、時間をかけて絵を描くときにも無駄なく絵が描けるようになります。
ただし、絵において元も大事なのは「絵の質」でそれがあってはじめて「描く速さ」に意味が出てくるので、その点だけ気を付けてください。
2.描きはじめるハードルが下がるので、新しい描き方を試しやすい
ワンドロは一時間という時間制限を設けて絵を描くので、隙間時間があれば簡単にできます。
なので、
というときにおすすめです。
失敗してもしなくても一時間で終わりなので、失敗を恐れずに描くことができますよ。
3.ラフのストックを増やせる
他にも、 ラフのストックを増やすという点でも効果的です。
例えば、「ワンドロで数枚描いて、気に入ったものから仕上げる」といった描き方も可能です。
まとめ:ワンドロの特性を理解して、上手く活用しよう
まとめると、
ワンドロは一時間で描くので「絵を描くまでのハードルが下がる」というメリットがあるものの、「細部を描写する力は身につきにくい」というデメリットがある
ということです。
絵が上手くなりたいけど、なかなか継続できない。
ある程度描き慣れたけど、もっと効率的に描けるようになりたい。
こういった方はぜひ試してみてください。