絵を描く以外に絵を上達させるためにできること

2019年12月13日

みなさんこんばんは。

今回は、僕が絵を描かないときに絵を上達させるために行っていることをまとめてみようと思います!

というのも、絵を上達させる一番の方法は「一枚でも多く絵を描く」ということなんですが、頑張ってもせいぜい一日6時間程度しか集中して絵を描けなかったり、外出しているときに絵を描けなかったりするので、絵を描けない時間をいかにうまく使うかというのもかなり重要だと思っているからです。


結論から言うと、「絵についての考えをまとめる・整理する」という行為が、絵を描く以外に絵を上達させるための方法として一番有用だと思っています!

そこで、具体的に何をすればよいのかということをまとめたいと思います。

他人の絵から学ぶ

上手い人が描いた絵を見る

自分の絵を上達させるためには、自分の現状を客観視することがとても重要です。

というのも、評価を求めたり、仕事に繋げたりするためには最終的に他人の作品に見劣りしない出来にする必要があるからです。

なので、上手い人が描いた絵を見て自分にまだ伸びしろがあることを把握しましょう。

個人的には、「自分の伸びしろがない」と思い始めた時に効果的だと思います。

やるべきことや目標が見え、おのずとモチベーションが湧いてきますよ


クオリティの高い作品を見るには以下のサイトを使うのがおススメです!

個人的には憧れている方・目標としている方をPixivやTwitterでフォローして、それ以外を上記のサイトで補うのがおススメです。僕も上記のサイトではアーティストにこだわらずに絵を見ています。

Pinterestは作者に関係なく、多くの人に共有された絵ばかりが表示されるので参考になる絵を見つけるのにはイチ押しです!

その絵を見てよいところを書きだす

自分の参考となる絵を見つけたら、自分が特にその絵に惹かれたのはなぜかを言葉におこしましょう。

こういったことをする習慣のない方は、以下の二点からアプローチすることをおススメします。

  • 第一印象
  • 自分に足らない点

第一印象

多くの絵を見るとき、一番重要なのが第一印象です。

実際に拡大してイマイチだったり、あまり描きこまれてなかったりしても、第一印象が良かったというだけでどこかしら参考になる箇所があるということです!

(例)光の演出が綺麗
   圧倒的なスケール感を感じさせる
   真似できない色使い など…

自分に足らない点

真似できないと感じる要素=自分に足らない点」なので、それが見つけられると今後の課題が決まり、効率的に練習できます!

(例)空気のかすみが綺麗
    =空気遠近法を練習する
   色の使い方がうまい
    =彩度の幅を広げる など…

他人の考えから学ぶ

他人の考えを読む

これは僕も最近知ったことなんですが、物事を考えるとき、意識していない部分には考えが及びません。

例えば、山が青くかすんでいる光景は何度と見たはずなのに、実際に描くときに具体的な色まで再現できなかったり…。

こういったことをふまえると、我流を貫くと非常に重要なポイント・効率的な方法を長い間知らずにいることになるかもしれません。

そういったことを避けるために、積極的に他人の考えを吸収するようにしましょう。

僕が実際に活用しているメディアは以下の三つです。

  • Twitter
  • 技法書
  • PCサイト

Twitter

個人的に一番有効だと思っています。

なぜなら、プロの考えをリアルタイムで知ることができるからです。

具体的にはメイキングや考え方を発信している方をフォローして情報を得る感じです。

技法書

僕が一番情報を得ている、得られると思っているのは技法書です、書籍なので載っている情報量が圧倒的に多いです!

ただ、技法書はSNSやブログに比べ、まとまった内容・予算がないと出版できないので作者の多様性や、情報の柔軟性に欠けるのがデメリットだと思います。

一方で、モニターで絵を描きながら、手元で読んだりする分にはなかなか魅力的だと思います。

僕は絵に行き詰まったら書店に行ってみて、いい本があれば買うようにしています!

独学で上手くなれる方にとっては、プロではない方にお金を払って学ぶよりは効率的な投資だと思います。

PCサイト

ブログなどはTwitterと異なり文字数制限がないので他人の考えを見る場としては非常に優秀だと思います。

ただ描く手間とかを考えると、仕事で忙しい一流のイラストレーターの方はあまりやっていないんじゃないかと思いますし、ブログを書いている方はTwitterからの流入を狙ってTwitterでも記事に関するツイートをしたりすることが多いと思います。

なので、個人的にはTwitterや検索でためになる記事があれば、そこから読み始めるといった受動的な感じで十分だと思います。

必要だと思ったことをメモする

当たり前のことですが、他人の考えが役立つかどうかは、その情報を得る人によって変わってきます。

初心者が上級者向けの情報をみても理解できないですし、上級者が初心者向けの情報をみても新しい知識は得られませんよね。

なので、僕は情報を吟味したうえで自分が今必要だと思った情報だけ「まとめて一冊にメモ」するようにしています。

忙しいときにURLやツイートをブックマークしておいて後でまとめたり、通勤・通学中にスマホのメモ機能を使ったり柔軟に活用するといいと思います。

自分の絵から学ぶ

自分の絵を見返す

自分の絵が下手だと思って過去絵から目をそらしたりしていませんか?

(僕は結構していました)

しかし、自分の過去絵は描いた当時の実力を表すバロメーターみたいなものです。

なので、隙間時間などに自分の絵を定期的に見返すようにしましょう。

ポイントは以下の通りです。

  • 描きたかったけど描けなかった部位
  • なんかうまくいったけど再現できるか怪しい部位

描きたかったけど描けなかった部位

これは後につながる話ですが、当時描こうと努力したけど画力がなくて描けなかった部位は非常に重要です。

なぜなら、自分にとって少なからず描きたかった対象であり、将来的に描き直した時に成長が感じられやすい部分だからです。

昔の自分が描きたいと思ったものなので、デッサンなどとは違って自分から意欲的に学ぶことができると思います!

なんかうまくいったけど再現できるか怪しい部位

例えば、「この絵、なんか好きだしうまくいったけど、この魅力を別の絵で再現できるかといったら怪しい」みたいな絵はありませんか?

そのときはたまたま上手くいったかもしれませんが、それを意図的に再現できるようにしたら、自分の絵の魅力は格段に増します

なのでたまにそういう絵を見つけては先ほどの見出しと同じように書き留めるようにしてください。

時間が経つと自分の絵を少し客観的にみられるのでおススメです。

今後の課題を書き出す

先ほどの観察で自分の絵に足らないと思った要素や、まだ改善していけそうな部分があればそれをメモするようにしましょう。

メモしておけば、描く題材がなくなった時などに再び練習する機会がくるかもしれません!

上手くいったポイントを押さえる

たまたま上手くいったけど再現できるか怪しい部位を、できるだけ具体的に文章にまとめてはっきりさせましょう。

「なぜうまくいったのか」「どこが上手いと感じるのか」などを意識するとまとめやすいと思います。

まとめ

いかがでしたか。

今回、一番重要なポイントは「絵に対する考え・課題を整理しておく」ことです。

個人的な経験ですが、頭の中で考えるのは簡単でも実際に文章に起こすとなると意外と難しいです。

その分、成果は出やすくなると思いますのでぜひ実践してみてください。

では、また~

絵の考え方

Posted by ken