【伸びない人向け】Twitterでの絵の評価を気にしないために知っておきたい四つのこと

2021年3月12日

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Twitterで絵が伸びなくて気分が沈む…

そんな現象にお悩みではありませんか。

実は、僕も一時期Twitterで絵が伸びないことに心をすり減らしていました。

でも、Twitterを続けるうちに「ネットの評価なんて当てにならないな」ということに気づきました。

そこからは、ネットの評価に過度に依存することなく絵を描くことができています。

そこで、今回は僕がTwitterを二年間続けて感じた 「Twitterの評価を気にしなくてよい理由」を書いていきたいと思います。

2,3分で読めますし、読むことで考えが整理されると思うので、ぜひ読んでみてください。

※他人と比較して辛くなるという方はコチラの記事をどうぞ。

ネット上の評価は数字でしかない

ネットでは、誰が押そうが「1アカウントあたりの重み・1いいねの重み」は変わりません。

相互厨がフォロバを期待して押した「いいね」も、誰かが思わず保存してしまうほど良いと思って押した「いいね」も、数字としては同じ「1」です。

「いいね」の数の多少は誰がどう思って押したのかを一切反映せず、ただ単に「いいね」を押したアカウントの総数が数字として示されただけのものです。

つまり、「いいね」の多さは「いいね」を押すアカウントの数の多さがものをいいます。

若者や外国人など利用者数の多い層にウケる絵や知名度の高い作品の二次創作が伸びやすく、メカ・背景・マイナー作品等のコアなファンは多いけど好きな人の絶対数が少ないジャンルの絵だと、その絵がどれだけ魅力的でも伸びに限界があるというわけです。

そのうえ、絵柄によってもいいねの数は変わってきます。

僕は厚塗りで背景を描いたりしますが、日本ではアニメ塗りの美少女イラストの方が優勢なので全く伸びない印象です。二次創作でキャラを厚塗りしたりもするのですが、やはりアニメ塗りには伸びの面でかないません。

まとめると、 ジャンルも絵柄も人によってさまざまなのでそもそもの土俵が違うので、伸びた人はジャンルや絵柄がたまたま多くの人に刺さっただけ くらいに思っておくのが精神衛生上良いでしょう。

鑑賞者は技術的な巧拙を一切見ない

Twitterをやっている人のほとんどは、絵を描いているわけでも、絵を見る目が養われているわけでもありません。

多くの人にとって いいねやRTする基準は「自分が好きと思ったかどうか」で、なんとなく「いいね」を押したり押さなかったりするわけです

なので、絵が技術的に上手くなくてもキャラが魅力的に見えれば伸びますし、デッサンが狂っていても雰囲気が良ければ伸びます。

仮にあなたが絵を練習して以前より上手くなったとしても、ほとんどの人はその部分に関心を示さず、興味がなければ見向きもしません。それがTwitterです。

この仕組みに気づかず、「絵が上手くなれば自動的にいいねが増えるはず」と思って絵を描き続けると、結果的に「頑張っているのに誰も評価してくれない」と一人で勝手に傷つき、悩むことになります。

もし、就職などを目的に「絵が上手くなりたい」と思って絵を描いているのであれば、Twitterの評価は一切あてにしない方が良いでしょう。

インフルエンサーにRTしてもらえるかどうかが全てが決まる

Twitterでは、 「インフルエンサー(多くのフォロワーを抱えている人)にRTしてもらえるかどうかが全て」 です。

例えば、

このツイートは8000近くのフォロワーを持つ方がRTしてくれたので、ある程度伸びましたが…

伸びないとこんなものです。

「いいね」が多くてもお金が貰えるわけではない

身もふたもない話をすると、Twitterで評価がもらえるからといって別にフォロワーがお金をくれたりするわけではありません。

LINEスタンプを売るとか、Youtubeやブログに呼び込むというふうに何か別のプラットフォームと結びつける場合は別ですが、基本的にTwitterを趣味で使うくらいなら、「いいね」が多くもらえてもそれが得になるわけではないです。

なので、「いいね」を増やすために心をすり減らすのなら、一旦Twitterから離れて、もっと心が満たされるものを探す方が自身にとってプラスになると思います。

Twitterもソシャゲみたいなものだと思うと良いかもしれません。

ソシャゲの広告で「今なら魔法石○○個無料!」みたいなのがあると思うんですが、あれって別にそのゲーム自体をやらなければ損するわけでも得するわけでもないですよね。

Twitterもそんなものです。「いいね」の数から意識を背けると、次第にネット上の評価がどうでもよくなってきます。

最後に:本来の目的を思い出そう

「いいね」の数に目が行ってしまっている人は、本来の目的を忘れてしまっているのかもしれません。

絵を描き始めた動機は、ゲーム・アニメ業界に入るためだったり、上手くなることそのものを楽しむためだったり、自分の性癖に刺さる絵を自分で描くためだったり、人によって色々あると思います。

でも、Twitterをやると嫌でも「いいね」の数で評価が可視化されてしまうので、評価ばかりを気にし始め、次第に視野が狭くなってしまいます。

「始めは楽しかったのにいつの間にか絵を描くことが苦痛になっていた」と思える人は、絵を描き始めたきっかけを思い出すことで辛い気持ちを緩和させることができるかもしれませんよ。


絵を描く人にも色々います。承認欲求を満たすために好きでもない絵にいいねしていいね返しを狙う人、仕事のために流行りを分析して伸びを狙いに行く人、趣味で自分の好きな絵だけを描く人…。

それぞれ、歩んできた道や努力のかけ方が違うので、伸びも違って当然です。「俺は流行りに縛られずに自分の好きな絵を描いてやる!」という人は、「伸びないから描くのやめよう」と卑屈になるのではなく、伸びないことも含めてそれを自分の選択として尊重してあげれば、おのずと自分を否定することも減ってくると思います。

おまけ:僕の場合(実例)

僕は初めは「暇だし絵でも練習するか」くらいの気持ちで二次創作用のアカウントを作り、描き始めました。

次第に、「絵を仕事にしたい」と思い始め、上手さを求めて絵を描くようになり、結果的に評価が伸び悩むようになりました。

この時は「自分の絵は誰にも刺さらないんだ」とか「まだまだ下手だから上手くなって評価を増やさないと」とか色々と考えて、心をすり減らしていました。

でも、今はゲーム会社に内定をもらうことが最優先事項になったので、Twitterにあげた作品進捗に対してのいいねが0でも割り切って作品制作ができています。

学校やイベントを利用してプロの人に作品を見てもらうときも、自分が卑下しているほど自分の作品が悪くないことが分かり、肩の力が抜けました。

個人的には以下の二つがおすすめなので、よかったらやってみてください!

  1. 「いいね」の数より優先する何かを持つ
  2. ネット以外で他人に作品を見てもらう(否定的な相手は避ける)

それでは~