【一次創作が描けない方へ】アイデアの出し方のコツを実例付きで解説!

2020年5月10日

絵を始めたての方の中には…

「一次創作をやってみたいけど、なかなか描くものが定まらない」

­という方、案外多いんじゃないでしょうか?

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Ken
みなさんこんにちは。
kenです。

そこで、この記事では、

「一次創作ってどうやって考えるの?」 という皆さんの悩みを解消します!

それではさっそく見ていきましょう。

コンセプトを決める

まずは、イラストのコンセプトを決めます。

concept…構想、発想、コンセプト、考え、概念

※weblioより引用

簡単にいうと、 「何が描きたいか」 をざっくりと決めるということです。

コンセプトを決めたら、箇条書きでかまわないのでそれを 紙に書き出しておきましょう。

スチームパンク

「何が描きたいか」の例

  • レトロな情景を描きたい
  • スチームパンクを描きたい
  • 重厚感のあるイラストを描きたい
今回は背景を例にしますが、キャラクターを描くときも基本は同じです。

参考資料を集める

1.参考作品を集める

コンセプトを決めたら、他の方が似たような題材で描いているイラストを検索します。(検索に使うサイトは後述します)

そして、 「これは自分が描きたいものに近いな」 と思った絵を集めていきます。

 

スチームパンク

調べ方の例

  • スチームパンクが描きたい
    →「スチームパンク イラスト」
  • レトロなイラストが描きたい
    →「レトロ イラスト」

2.参考写真を集める

1.と同時に、描きたい題材に関連する写真も検索して集めていきます。

イラストは、作者が「写真や実物を見て描いたもの」です。

つまり、作者の認識を通して描かれているため、作者が要らないと思った情報が省かれていることが多いです。

なので、具体的な物については 写真を参考に描いた方が、情報を選び取るスキルなど、学ぶことが多いです。

こちらも作品と同様、 「このデザインは絵に取り入れたいな」 と思ったものを集めていきます。

スチームパンク

調べ方の例

  • 高架を描きたい
    →「高架 トラス」
  • 電車を描きたい
    →「電車 レトロ」
キャラを描く場合は、キャラにさせたい服装やしぐさなどを調べましょう。

まとめ

上の二つをまとめると…

  • 作品からは「雰囲気や構図・構想」を参考にする
  • 写真からは「装飾などの細かい描写」を参考にする

ということになります。

絵に取り入れたい要素が出てきたら、コンセプトと同様にまとめて 紙に書きだしましょう。

参考資料集めにおススメのサイト

1.Artstation

Artstaionは海外のサイトです。

ここにはクオリティの高い作品が多くあるので、英語で検索できる方は是非活用してほしいです。

2.Pinterest

Pinterestでは似たような作品を見つけやすいので、今回のように似たような題材の絵をたくさん探したいときに役立ちます。

3.pixiv

pixivはプレミアム会員しか人気順検索ができないのであまりおすすめしません。尊敬する方をフォローしている場合は、その人の作品を遡って参考作品を探してみてもいいかもしれません。

4.google画像検索

最後はいわずとしれたgoogle先生です。

参考写真を集める場合はすべてこれを使っています。参考作品も調べられますが、上の1や2のほうがいいかも。

要素を選んでラフを描く

参考資料を集めたら、次に要素を整理しましょう。

先ほど、紙に書き出したコンセプトと要素を基に、 絵に入れる要素を選び取っていきます。

なぜ、この作業が必要なのかというと…

例えば、昭和を感じさせるものと未来を感じさせるもの等、かみ合わない要素を入れてしまうと、伝えたいイメージがぶれてしまいます。

なので、この段階で入れる要素をある程度絞り、全体的に統一感を持たせた方が絵の完成度が上がるからです。

自分の描きたい絵の イメージがある程度決まってきたら、ラフを描きます。

ラフに入れようと思った要素

  • 高架を汽車が走る
  • 飛行船が飛んでいる
  • 窓が整然と並んでいる
  • 建物がそびえ立つイメージ
  • 建物は増築を重ねて歪なシルエットになっている

まとめ

では、最後に今回の流れをもう一度確認しましょう。

  1. 描きたいものを決める
  2. 1.に沿って資料を集める
  3. 資料から描きたいもののイメージを固める
  4. 大体決まったらラフを描く

ポイントは、 「初めから全部自力で考えようとしないこと」 です。

多くの画像を参考にするほど、細かい部分のリアリティが出てきます。

資料を見ているうちに、少しずつ絵の完成像が変わってきても全く問題ないので、気軽にやってみましょう!

この記事だけでは分からないことがあれば、コメントなどで気軽に聞いてください~

それでは~

ちなみに、今回の記事で使った絵はギャラリーに置いてあります。

よければ、トップバーからご確認ください。

絵の考え方

Posted by ken