【専門学校を中退した僕が考える】専門学校を適当に選ぶと失敗する理由

2021年6月5日

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Ken
初めまして、専門学校を1年で中退⇒ゲーム会社に3Dモデラ―として就職したkenです。


「専門学校なんてどこも同じ…」

割とこう考える人って多いのではないでしょうか。

実は僕も、専門学校に入るまではその中の一人で、「学校に頼らず自分で頑張れば大丈夫」だと思っていました。

でも、入ってみて 「専門学校はどこも同じじゃない。同じ数年を過ごしても、入る学校次第で確実に成長度合いに差が表れる」 と感じ、同時に深く考えずに通う専門学校を決めたことを激しく後悔しました。


 

そこで今回は、実の無い専門学校に入ってしまいその後学校を辞めた僕が、「専門学校を適当に選ぶと失敗する理由」を実体験を踏まえてまとめました。

この記事を読めば、

  • 専門学校によって実力差がつく理由
  • 専門学校の選択ミスによって起こりうる惨状

が分かると思いますので、是非ご一読ください!

どんな環境の下でも成果を上げられる人は一握り

まず前提として知っておいてほしいのは 「努力すれば環境は関係ない」はウソ だということです。

たしかに、この言葉通り、どんな環境の下でも成果を上げられる人はいますが、だからといって、みんながみんなそういうタイプの人間ではないですよね。

なので、専門学校を選ぶ際は、自分自身が「環境に関係なく成果を上げられるほどずば抜けてはいない人材だ」という可能性を十分に考え、 流れに乗って成長しやすい学校を選んでおいた方が安全 といえます。

一人で頑張るよりも流れに乗る方が成長しやすいという話

同じだけ頑張るのであれば、自分の周りが優秀な方がより成長しやすいと思います。

例えば、一般的な学校から難関大学を目指すよりは、進学校から難関大学を目指す方が簡単ですよね。

前者だと学校の授業ではもの足らずに一人で更なる高みを目指さなくてはなりませんが、後者だと学校の授業に食らいついていけさえすれば十分合格を狙えます。

専門学校も同じで、 カリキュラムがしっかりしていて、生徒全体のレベルが高い学校の方が、就職実績が良い傾向があります。

ゲーム会社の新卒採用ページでは、その会社の内定者の出身校を確認することができます。それを確認すれば、有名企業の内定者の出身校が偏っていることが分かると思います。

学習環境で努力ではどうにもならない差が生まれる

専門学校選びでハズレくじを引くと、 人並みの努力では強豪校の生徒と太刀打ちすることはほぼ不可能 になります。

なぜなら、専門学校がちゃんとしているかどうかで以下の3つが変わってくるからです。

  1. 制作時間の確保のしやすさ
  2. 知らない情報へのアクセスのしやすさ
  3. 作品のクオリティの追求しやすさ

制作時間の確保のしやすさ

まず、通う学校によって、制作時間の確保のしやすさが変わってきます。

学校のPCがポンコツだったり、制作に必要なツールが揃ってなかったりすると、学校ではとても作業できないので、 学校にいる間の数時間を毎日無為に過ごす ことになります。(実体験)


そして、自習室の有無によっても、制作時間の確保のしやすさが変わってきます。

自習室があれば授業後残って作品制作をしたりできますが、自習室がないと、帰宅後に学校帰りで疲れた状態のまま自主制作する必要があるので、 かなりの根気がいる と思います。

知らない情報へのアクセスのしやすさ

3Dソフトって操作方法が難しい上、予期しないエラーが多くて、触りたての頃はお手上げ状態になることが多々あります。

こういった時、3Dの授業や自主環境があれば、そこで周りに助けを求められるのですが、 学校で3Dの授業が週に2日しかなかったり、自習室が無くて家で作業していたりすると、 分からないことがあってもすぐに聞けない ことが多いです(実体験)。

作品のクオリティの追求しやすさ

作品のクオリティを上げるのに裏技はなく、自分が「これで完成だ」と思うクオリティの水準を少し引き上げていくしかないと僕は思ってます。

この考えが正しいと仮定すれば、クオリティを上げていくうえで効果的な方法は「プロに厳しいチェックバックを貰い、自分の作品に対する自分の中の審査基準を厳しくしていく」ことだと思います。


そしてこれを実行するためには、適当に課題を課す学校ではなく、 生徒の事を考えて課題を課し、完成されるまでの過程で、チェックバックを繰り返しくれる学校に入る必要があります。


 

例えば、以下の学生さんの進捗のまとめ画像では、細かい修正を何度も重ねて作品のクオリティを高めていっていることが分かります。

誰にも教わらずに一人でこれを成し遂げるのは至難の業なので、 ちゃんとした環境でチェックバックを貰うのが一番確実 です。

成長しなかったのは全て自己責任にされる

実の無い専門学校に入ると、就職活動の時に苦労します。

なぜなら、就職活動においては 「学校で特に教わる機会もなかったのに、一人で努力してエライ!」という見方はほぼされないからです。


実の無い専門学校に通った経験がない面接官にとっては、学生の苦労など知る由もありません。

彼らには「専門学校ならどこでもある程度のことは教われるだろう」という先入観があるだけです。

なので、努力したものの学校の環境が原因の一つとなって伸び悩んだ学生は、仮に当人が努力していても、 「教われる環境があったのに努力できなかった奴」と思われ、お祈りされるのがオチ です。

採用側も学生一人一人のバックグラウンドまでは知りようがないので、就職活動においては結果(作品の良し悪し)が全てです。

かといって面接の際に、「学校がいかに酷かったか」を熱心に説明しようものなら、「こんなグチグチいう人と一緒に働きたくないな」と思われてしまうので、ハズレの学校に入ってしまっても、事情を汲み取ってもらえる望みは一切ありません。

本当に救いがないです。

学校選びをちゃんとすることに越したことは無い

ぶっちゃけると、「学校の選択を誤ったらそこで終了」というわけではなく、頭を働かせて自分の作品を改善していければ、業界に就職できると思います。

なので、実の無い学校に入ってしまっても、 必要以上に悲観する必要はありません。


ただし、多かれ少なかれ、入った学校によって、実力の伸びは変わってくると思いますので、どんな優秀な人であれ、 イマイチな学校に通うよりは、ちゃんとした学校に通った方が良いのは確か です。

授業料に関しても、学校がイマイチだからその分安い…なんてことはありませんから笑

余談:学校で思ったように伸びないと長期的にそれを引きずることになる

ツァイガルニク効果というものがあります。

「ツァイガルニク効果」とは、達成できた事柄よりも、達成できなかった事柄や中断している事柄のほうをよく覚えている現象のこと。

専門学校選びを間違えた場合、自分の成長に納得できないまま就業してしまうことになります。

そうすれば、「在学時にある程度上手くなる」という目的が達成されないので、 上手くなれなかったことを将来にわたって引きずることになります。

最後に

ついつい専門学校を早く決めて楽になりたい気持ちが生じてくるとは思いますが、 複数の学校の見学に足を運んで、慎重に見定める…それに見合う価値は絶対にある と思います!

最悪、専門学校で成長しきれなくて自分の行きたい企業に入れなかったりするので、 学校での成長度合いが自分の将来に与える影響は無視できない です。



ちなみに、もし、専門学校を間違えようものなら…

  1. 学校で浅い知識しか手に入らないが、知識不足で独力では作品のクオリティを詰め切れない
  2. かといって別の学校に学び直す時間とお金の余裕もなく、現状で就活するしかない
  3. だからといって、今の学校を恨もうにも周囲からは「環境のせいにするな」と一蹴される…

そんな状況が待っています笑



というわけで、皆さんも後悔しないよう 専門学校選びにはくれぐれも気を付けてください。

仮に専門学校の選択を間違えて就職が難しくなっても、日本に自己責任論が浸透しているせいで、専門学校側には「お前の努力が足らない」と突き放されます。この時ばかりは、どこにも泣きつくことができませんので。

それでは!